スペシャル対談
4年目ながら所長を任された草野と、入社当時からの上司である平野。お二人の経験談を交え、カネコ・コーポレーションでの仕事の魅力について語り合っていただきました。
- Title :1
- 失敗も経験して、成長の糧にしてほしい
草野さんは未経験での入社です。どう経験を積み、
また平野さんはどう指導されたのですか?
-
草野
- 平野次長は一つひとつ全部教える人じゃないんです。まずは自分で挑戦して、考えても分からないことがあれば聞いて、そこからまた自分で挑戦して答えを導き出させるという人。ただ、いつでも話しやすく聞きやすいので、思い切って挑戦できたところはあります。
-
平野
- 最低限のことは教えますが、その先をこちらで決めてしまうと、その人の良さが出なくなってしまう。持っているものはみんな違うので、達成の仕方も人それぞれ。その人の良さを活かすためにも、自分で考えて行動する機会は大切にしたいんです。変な言い方をすれば、まず失敗も経験してほしいんです。失敗は成長の糧になりますから。
-
草野
- 自分も失敗しても、その都度、相談して前に進んできました。そんな経験をさせてもらっているので、今では「こんなときはこう対処すればいいな」と、正解に近いところが分かってきているかなと思います。
-
平野
- 大事なのは失敗の次の一歩。失敗にどう対処するかの方が大切なんです。失敗ってマイナスとされがちですが、その経験が次につながるなら、それは決してマイナスではないんですよ。
-
草野
- 次につながると思えば、失敗が失敗じゃなくなるというのはありますね。
-
平野
- 若いうちにどれだけの失敗をしたかで、その後の成長は変わります。営業は一度失敗しても、挽回できる職種。その経験は将来的に自分の武器になりますし、みんなに経験してほしいですね。
- Title :2
- 人間力を重視する会社
人の成長があって会社の成長がある
カネコ・コーポレーションでは、若い人にも成長の機会をどんどん設けていますね。
-
平野
- カネコ・コーポレーションは「人間力」を大事にする会社で、人の成長があって会社の成長があるというスタンス。すべての職種において「人」をすごく大切にし、その人の持つ力をより成長させることに重きを置いています。 もちろん入社してすぐ一人で営業に行けというわけではなく、機械の取扱いなどは営業所の整備や物流の人と一緒にまずは触ってみるところからスタートします。それから同行営業を経て、そこから先は一人でということになります。
-
草野
- 何度か同行営業をさせてもらううちに、お客様との距離がとても近いことに気付きました。それは平野次長の人柄や姿勢で培われた信頼関係で、それを見ていると「目指すべきところはここなんだろう」と感じます。
-
平野
- お客様との距離が近いのは社風でしょうね。彼のように足を使ってお客様のところに通う若い人からは、こちらも刺激をもらっています。
草野さんは営業という仕事に不安はありませんでしたか?
-
草野
- そこはあまりなかったんですよ。
-
平野
- なかったよね。でも彼は珍しいほうで、ノルマが大変そうだとかうまくしゃべれるか不安だとか、そんなイメージで来る人も多い。そこはやっぱり、自分で殻を破るしかない。その人の持っている能力も性格もすべて違うので、自分なりにチャレンジするしかないんですよね。
それは一方で、自分の成長を実感できそうですね。
-
平野
- そうです。いきなり大きな現場を任されて、最初は「自分にはできない」と思っても、終わってみると感覚が変わって物足りなさを感じるんですよ。
-
草野
- 自分もそう思いました。最初は右も左も分からない中で、お客様に受注をもらっても機械のことが分からない。それをお客様にも教えてもらいながら一つひとつ勉強しているうちに、だんだんキャパが広がりました。今まで限界だと思っていたことが普通にできるようになっていて、いつのまにか器が大きくなっていた感覚です。
- Title :3
- やる気がある人のためのサポート体制も
若い人にも重要なポストを任せています。
草野さんは4年目で早くも所長になりました。
-
平野
- 彼は責任者になって1年ですが、だいぶ雰囲気が変わって頼りがいが出てきました。やっぱり一人でやるとたくましくなりますね。所長として営業所を任されると、他の人のことや営業所の環境も考える必要が出てくるし、営業ばかりに集中はできない。でもそれをきっかけにできることは増えますよね。
-
草野
- 今までは「仕事を取ってくるぞ」だけだったのが、部下もできたのでどう仕事を割り振るかも考えるようになり、ものの見方も変わりました。
やる気があれば何でも任せてもらえるんですね。
-
平野
- 本当にやる気がいちばん大事ですね。やる、やらないは、その人の気持ちひとつ。それは絶対に大事なことです。
サポートする体制もあります。
-
平野
- やっぱりまわりが協力しないとできないし、それに協力してあげたくなるんですよ。みんなそういう気持ちになっているんじゃないかな。それは社風でもあって、どの営業所でも同じような雰囲気です。
-
草野
- それは感じます。フォローしてくれる人がいるから、失敗を恐れずなんでも挑戦できますね。
-
平野
- でも悩みも人それぞれで、誰かからすると「そんなことで悩んでしまうのか」ということもありますが、その人にとっては大変な悩みだったりしますよね。そこは自分の意見はさておき、まずは話を聞かないと、と思っています。
- Title :4
- 営業の仕事はチームでやるもの
営業で大事なことは何でしょうか?
-
平野
- 相手の要望に対して「なんとかしてあげる」のが一番だと思います。こういう機械がないかなと聞かれて、もしなくても近いものが提案できれば、困っていたお客様も助かるし、信頼してもらえて次につながります。 でもそれは、まわりの人たちを信頼しているからできるんですよ。営業の仕事はチームみたいなもので、まわりの協力があるからこそ成立するんです。
-
草野
- 一人ではできないですね。
-
平野
- できないよね。営業が注文を取ってきたら事務員さんが探し、物流さんに取りにいってもらい、整備の人に点検してもらい、ようやくお客様に届く。どこが欠けても成り立たないんです。私たちが営業に出かけられるのは、まわりの協力があってのことなんですよ。
-
草野
- 明日までに大きな機械を持ってきてほしいなど、難しい注文もありますが、そこを事務員さんや物流さん、整備さんに相談して要望に応えると、お客様から感謝の言葉をいただけるんです。自分自身も嬉しい気持ちになりますが、それ以上に営業所で一致団結して乗り越えられたことがうれしい。営業をやっていてよかったと感じますね。
- Title :5
- 若い人にこそ営業に挑戦してほしい
営業という仕事の面白さは何だと思いますか?
-
平野
- 大きな現場や人通りの多い場所に自分の出した機械があると、ちょっと優越感に浸れますね(笑)。この仕事はまちをつくる仕事だというのは、入社しなければ知らないことでした。
-
草野
- 毎日、同じことが一つもないんですよ。それも面白いです。
-
平野
- いろんな人に会えるのも楽しいですね。人によって課題も違うし距離感も違うし、そこに対応する力を磨くのもこの仕事の楽しさ。いまだに初めてお会いする人もいますし、付き合い始めるとまた新しいやり方を知れて楽しいですよ。
-
草野
- 平野次長が楽しそうに仕事をしているから、自分たちも引っ張られるところはあります。もし仕事がうまくいかなくても、いい経験ができたと思える環境があるのもいいですね。
-
平野
- 僕はもともとポジティブだし、信頼できる人に囲まれているので「最終的に何とかなる」と思ってやっている。そもそも好きでやっているので楽しいです。だから失敗したら話も聞きますし、営業所の雰囲気づくりも気をつけています。楽しいまでいかなくても、「仕事に行くことがいやじゃない」と思えるような職場環境を目指しています。
まわりと協力して解決することで自分も成長できる営業という仕事は、
若い人にこそ挑戦してほしい仕事ではないでしょうか。
-
平野
- そう思いますよ。一番の武器はきっと若さなんです。失敗するにしても、23歳の人が「すみません」って言えば「しょうがないな」となりますが、私ぐらいになるとさすがに反応はまったく違います。だから若いうちにいろんな失敗をしておいてほしいんですよね。 自分で考えて行動すると「これは誰にも負けない」という強みができてくる。それが何かは人それぞれで、少しずつ結果につながる人もいるし、爆発的に成長する人もいます。「やってくれ」「乗り越えてくれ」という期待も込めて任せているところもあるんです。先輩や上司がちゃんと後ろにいるので、思い切って挑戦してほしいですね。